ケシパールオーナー的カフェの過ごし方

こんばんは。ナツパールです。

 

最近なりを潜めておりますが、
メニューブックに、
ブログに、
(そして稀に店内に)こっそり登場しています、

オーナーのナツパールです。

カフェケシパール_にがおえ

 

ブログを書くのもすっかり久しぶりになってしましました。

久しぶりすぎてタイピングミスりました。

先行き不安ですが、臨場感があるのであえてこのままにしておきます。

 

 

この前、たつパール(夫)に息子を預け、
30分程度ですがお客様のふりをして
久しぶりにケシパールで過ごしました。

 

それはそれはじっくりと過ごさせてもらいました。
店内を見て、
スタッフを見て、
スタッフを見て、
お客様を見て、
スタッフを見て…

 

やたらと視線を送る私に緊張したのか、
スタッフがいつもよりカミカミのカクカクだったのはいいとして、

 

「私、子供が生まれる前は、
昔からお店に行くとこうやって過ごしてたな」と
しみじみと思ったんです。

 

※別に、オーナーだからすごく見ている、
というわけではないのです!

もちろん、
タイミングタイミングでしっかり監視もしてますが、
もともと私はそういう過ごし方をする人なんです!


 

これは多分、世の中の
小さい子持ちお母さんあるあるなのですが、

今は一歳半になる子供がいる私は、
どこに行っても連れている子供のことが気になって。

大好きなカフェに行っても、
なかなか集中して(?)楽しめずにいます。

 

でも、久しぶりに過ごす、
一人のカフェタイムがとても豊かで、

この思いを深夜、
静まり返った街の真ん中で大声で叫びたい!

と思ったのですが、

 

世間体もありますので、
(むしろ近所迷惑)
気持ちはイラストにぶつけておきましょう。

カフェケシパール_しゃー

今日はそんなカフェオーナーな私がおすすめする、

ケシパール的カフェの過ごし方を
ブログにて紹介したいと思います♪
うふふ。

 

 

 

私はカフェを訪れたら、必ず観察します。
とにかく観察します。

 

私は最初に、
店員さんの様子をじっくり見るのが好きです。

 

あの店員さんが珈琲淹れてるんだな。あ、失敗した。
あの店員さんはとても楽しそうだな。ここのお店は、なんだか皆楽しそうだな。
あの店員さんのオーラすごいな。責任者なのかな。
あの店員さん、すごくいい目だな。きっと自信があるんだろうな。…

 

その空間を作っている「店員さん」という役割を担っている人が、
それぞれどんな思いを持って、どんな誇りを持って、
どんなことに心を動かしているのか。

 

じっくり観察しているだけでじんわり滲んで見えてくる、
その世界観が好きです。

 

通いつめていくと、
あの人がいる時はこんな雰囲気で、
この人が表にいる時はこんな空気感で…と、

どんどんその人の醸し出す何か、
いわゆるオーラ的なもの(いわゆっているのか?)が見えてきて、

そしてそれによってお店全体が染まっていく感じがわかって、

それがもう、とても楽しくてたまりません。
(ちょっと怖いですね!笑)

 

自分と違う世界を客観的に見ているような、
そう、まるで映画を見ているような、そんな気分になります。

※じっくり見るのと、ちらっと見るのとは大きく違います。
余談ですが私は、昔、たつパールと何度か行った、
マスター一人で回している、大阪のカウンターのみの珈琲屋さんで、
あまりに凝視し過ぎてマスターの手元を狂わせてしまったこともあります。
その節は済みませんでした。勿論その場でもちゃんと謝りましたが笑。


ケシパを開業してから、
たつパールとよく二人で通っていた「餃子の王将」(←結構大きい店舗)でも、
いつも厨房が見えるカウンターで調理風景をじっくり見ていました。


通って、観察して、そして仲良くなって、
それぞれのスタッフさんの得意料理を覚えるほどに。
そして、店員さんの厨房内でのポジションを見て、
「お、〇〇くん、[鍋2]やから焼きそば頼も!」
などと、注文を考えていた二人です。


(たつぱ注:餃子の王将はカフェではない)


カフェケシパール_うふふ

 

話をカフェに戻します笑。
そして次に客席を見渡します。
同じ場所に同じ時間に居合わせた、
「今」という空間を「共有している」なかま。

物語の世界は、キッチンの中から客席の方にまで広がっていきます。

 

あの人はどういう人と来て、
どういう時間を過ごしているのだろう。

あの二人はどういう関係で、
今どんな話をしているのだろう。

あのお客様が注文したのと同じやつ頼んだな、私。
趣味合うな、うふふ。

 

やはりそんな風に観察しながら、時に想像しながら、
自分もその物語の中に溶け込んでいくような。

そして、その登場人物たちや、
でてくるメニューたちのオーラに触れる(?)のが
楽しくてたまりません。
(いよいよ怖くなってきましたね!笑)

 

オーラオーラ言ってますが(笑)
大事なのはそこではなく、

例えば、

珈琲一つを取っても、

自分が注文した珈琲が、
どんな店員さんによってどんな風に淹れられているのか。

そして、どんな風に運ばれてくるのか。

店員さんたちはこの珈琲をどう思ってるのか。

さっき同じ珈琲を注文してたあの人はどうだろう。

 

そして更に、
この自分好みの珈琲を、
店のメニューに選んだ人はどんな人なんだろう。

珈琲を焙煎している人は、
どんなことを思って作ったのかな。

どんな人が栽培したのかな。

この後味の余韻を出すためには、
栽培する人の何が、
焙煎する人の何処が、
レシピを作る人のどんなこだわりが、
そして淹れる人の腕が、
どんな風に効いているのかな。

どれだけの苦労や努力が、
この一杯には詰まってるんだろう。

 

カフェケシパール_こひー

 

そんなことを考え、
思いに浸りながら飲む珈琲は、
やはり同じ珈琲でも「格別」だと思うんです。

 

目の前の一杯に込められた、深遠なるものがたりを、
今、まさにいただいている私。

カフェケシパール_CAFE_KESHiPEARL_MENU_2015_Winter のコピー

 

珈琲を一口飲むと、
今、目の前に繰り広げられている、
自分もちゃぷんと浸かっている、
映画のような世界だけでなく、

過去にも無限に積み重ねられている
沢山の愛とロマンが広がっていくような。

 

なんとも贅沢で、なんとも満たされて、
なんとも幸せな時間になります。

そしてお店を出た後には、
来た時よりも心が潤っていて、
世界がちょっとだけ鮮やかに見えるような。

 

 

実際は、目の前にあるケーキと珈琲に限らず、
この世の中のものはおおかた、
そうやっていろんな人の、愛や涙や情熱をまとっているはずなのに、
日常でそれに思いを馳せる時間は非常に少ない。

 

でも、それを感じることができた時、
人はより幸福を覚え、より人に優しくなれると思うんです。

 

ケシパールの永遠のテーマでもある
「世界平和」に繋がると信じている、

 

「向こう側の世界」


そして、


「日常の中の非日常」


 

それがこれなんだなと、改めて思いました。

開業当初から、今もずっと、

「美味しい」や「おしゃれ」で終わるのではなく、
こういうことの感じられる場所にしたいというのが、
ケシパールの変わらない思いです。

7年経った今も、なかなか難しく、
なかなか内にも外にも浸透しないのは
恥ずかしい限りであります。

まだまだ「カフェ道」は長いなと
いつもタツパールと二人で痛感しています。

 

カフェケシパール_P1030381

 

 

さて、こんなブログをアップすると、
ケシメイツたちが「見られている」ことを意識しがちで、
カクカクカミカミモジモジしそうですが、
そんなことは気にせずに、ぜひケシパール的カフェの楽しみ方を、
実践してみてください。
(つまりまずは、ケシメイツたちを観察してください!)

 

肌寒くなってきたこの季節、
世界がふんわり温かくなるかも。

カフェケシパール_写真 2017-10-31 14 04 54