秋のストレート珈琲「エチオピア」


こんばんは。
ナツパールです。
すっかり秋らしくなってきて、
朝晩は涼しく、
日が暮れるのが早いですね。
気がつくと窓の外は真っ暗。
ケシパールでは、
白熱電灯がゆらゆらと温かく灯っています。
店内に漂う珈琲の香り、
お湯の沸く音、
古い床板のきしみ。
ぼんやりと幻想的な明かりの下で感じる、
「カフェケシパール」は、
私の大好きな夜の風景の一つです。
さて、今日は秋のストレート珈琲について、
ブログを書こうとパソコンを開いています。

 
春から始めた、季節のストレート珈琲。
毎回楽しみにして下さっている方も多く、
とても嬉しいです。
今回は「エチオピア モカ イルガチェフ G1」
新しい季節の珈琲を始めるにあたり、
私たちはもちろん、
ケシメイツ(スタッフ)各々がテイスティングして、
感想を寄せ合う。
そんなことが恒例になってきました。

珈琲を楽しむときには、
よく「他のものに例える」ということをします。
例えば、
「チョコレートみたいな甘み」
「ワインの様な芳醇な風味」
「雨の後の大地の香り」
「ナッツの香ばしさ」
「檸檬のようなきりりとした酸味」
「割り箸しがんだ時の味」
などなど…
感じ方は人それぞれだし、
例えるものは無限にあるし、
とても自由度の高いものなので、
表現は無限大。
たくさんのいろいろな人と感想を共有することで、
新しい発見や気づきに出会うことが出来、
「コーヒーを存分に味わう」ということを、
もっと面白いものにしてくれます。
なので、
今回は、私たちの感想を皆さんにもご紹介してみようと思います♩

写真では見づらいので一部抜粋して、感想を並べてみました。
•酸味があるタイプのフランスパン、焼きたての香り。
•黒みつのように、甘くて複雑。
•焼きたてのレーズンのカンパーニュを頬張ったような風味→檸檬カードを塗って食べたような後味の甘酸っぱさ→心地よい渋み。
•変化する味わい。
•時間をおくと檸檬ティー、紅茶のような風味が出て来る。
•24時間いつでも飲める味わい。
•後を引く香り。
•苦みが強すぎず飲みやすい。
•エチオピアの大地の喜怒哀楽、ストーリー、歴史を感じる味の変化。
•エチオピア行きたい。
いかがでしょうか。
夏場に、プライベートでたまに、
スライス檸檬を乗せた山盛りの氷に、
ガムシロップをほんの少し垂らし、
酸味がある深煎り目のコーヒー豆で、アイスコーヒーを淹れて、
「アイス檸檬珈琲」を作ります。
それと、とても近い味わいを感じました。

お砂糖が入ってないのに、たるい甘みが感じられ、
後を引きます。
ちびちびと飲んでいたら味わいが変化して、
とても面白いです。
そして、
なんだか懐かしい感じがして、
終盤には焚き火の後の香りがして、
飲みきった頃には故郷に帰りたくなるような。
私にとってのこの珈琲は、
そんな珈琲です。
同じ一杯の珈琲が、
それぞれの人の中で、
色々な味わいや意味を持つのだなあと思うと、
本当に面白いです。
味が複雑すぎて、
相性の良い「マリアージュ」のケーキが
あまりないのが難点ではあるのですが…。
いつもと違った、
いつものひとときの休息のお供に、
是非どうぞ。