夏のストレート珈琲


こんばんは。ナツパールです。
久しぶりにブログを書きます!
明日から、夏のドリンクメニューを始めます♩
詳しくは夏メニューのページをチェックしてみて下さいね☆
この春からスタートした、
「季節のストレート珈琲」も、
勿論夏メニューに変わります。
今期は「ケニア キアマリガ」
(「キアマリガ」はケニア中部ケニア山南東斜面のニエリ地区の小規模農園のコーヒー豆を扱う農協のようなファクトリー(水洗工場)です。)

ワインやベリーのような渋みと酸味、
チョコレートのような滑らかさと甘い後味のある、
濃厚で複雑な風味の珈琲です。
今回は「フレンチプレス」で淹れて、
ホットのままブラックで飲むのが、
この珈琲の良さを一番楽しめると感じました。
平底フィルターだと、後味が軽すぎて酸味が強調されてしまい、
アイスだと、酸味が鈍って渋さが際立ちます。
ミルクをいれると、珈琲のもつコクがミルクと合わさり、
どーんと重く、折角の酸味が分離してしまう…
そんなこんな試行錯誤。
試行錯誤を繰り返して繰り返して…の、
「プレスで抽出したホット・ブラックのみ」
でのご用意となります!
ケニアの持つ豊かな風味を、是非お楽しみ下さい。

ケシパールで珈琲を出す時、
「その珈琲それぞれのもつ個性や良いところを、しっかりと楽しめる方法で」
ということを心がけています。
この珈琲を飲む時はブラックでとか、
この抽出方法はホットのみとか、
ケシパールのメニューは一見頑固で異常にこだわりが強くて、
なんだかとっつきにくいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、
私がお客様に一杯の珈琲を淹れる時、
そこには、ここに来るまでに関わってきた沢山の人の汗や涙や笑顔、
愛や情熱を背負っている自分がいます。
沢山の人の手を渡って来たバトンを、
私が最後に受け取って「一杯の珈琲」を淹れる。
そこで、飲む人の好き嫌いや合う合わないはあるにせよ、
きちんとその豆の良さをまずは「味わってもらうこと」。
そして、「楽しんでもらうこと」。
それに全力で挑まないわけにはいかないのです。
だからこそ、
自分が一番「これだ!」としっくりくる方法でしか、
ご用意できない、したくないのです。
ひとくくりに「珈琲」と言っても、
その木や産地、天気、製法、生産者、管理法、
ロースト方法、焙煎者、鮮度、
そして淹れ方、淹れる人、淹れる時の気分、…
目の前に「一杯の珈琲」として出て来たものは、
それぞれ別の一杯であり、それぞれにストーリーがあり、
その他のどの一杯とも違う、
とても特別なものだと思っています。
美味しくなあれ、
美味しくなあれ、
美味しくなあれ…
何人の人が全力でこう想い、
大切に大切に愛情をそそいできたのか。
それを考えた時、託されたバトンの重さに身が引き締まります。
そんな風にして淹れられた、
一杯の珈琲。
そんなことを意識しながら、
ちょっぴりわがままで頑固な私たちと一緒に、
ケシパールの珈琲の世界をお楽しみ頂けたらと思います。
もっともっと面白くて興味深く、
ただの「珈琲を飲む」というイベントが、
もっともっと特別なものになるかもしれません。
これはもちろん!
珈琲に限ったことではないですが、
このお話はまた今度♩
ではではまた☆

ケニアのロゴも試行錯誤…

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