カフェケシパール7周年、そしてケシパルーフ1周年を迎えて

おかげさまで、
2018年4月29日、
ケシパールは7周年、ケシパルーフは1周年を迎えました。

 

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本当は29日にブログでご挨拶がしたいといつも思っている私たちですが、
一昨年までは 恥ずかしながら準備不足のゴールデンウィーク営業に追われ、
昨年からは子育てに追われ、
なかなか思い通りにいかないのですという言い訳をしながら、
予定通り、例年通り、
周年記念日を数日過ぎてからの投稿になりました。笑

 

今年もたくさんの祝いのお言葉やメッセージ、
お花に差し入れ(写真には載せきれません!)などをいただき、
本当にありがとうございます。
いつもこのGWの営業は、ふわふわと幸せで、
お花畑にでもいるかのような気持ちになります。

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本当にありがとうございました。

 

2011年4月29日、夫婦二人で始めたケシパール。

最初は本当に静かな、閑散とした、

小さくてちっぽけなカフェでした。

 

 

誰もいない店内を眺めながら、
お客様が1人だけ座っている店内を眺めながら、
ケーキのことを考えたり、内装のことを考えたりする時間が、
営業時間のほとんどでした。

 

そんな中でも、常連様ができ、

常連様が友達や家族を連れてきてくれ、
まるで一見様お断りのお店のように(笑)

お客様が少しずつ、でも確実に増えていきました。

 

特に夫婦二人だけで全てやっていた頃には、
全てのお客様を把握していたので、
あのお客様にこういうケーキを食べさせたいとか、
この珈琲を飲んでもらいたいとか、
あのお客様に似合う音楽をかけたいとか、
常連様で好きな人の多い窓側の席をもっとバージョンアップさせたいとか…

そんな思いでケシパールを作り、育ててていきました。

 

あるお客様のことを思って開発したケーキをご用意している日に、
そのお客様がいらっしゃった時。
窓側の席を改装した後に、窓側の席が大好きなお客様が店内に入った瞬間。

 

今でも思い出すだけでにやけてしまうくらい、震えてしまうくらい、
楽しかったし充実した瞬間でした。

 

「今日はこのケーキ食べてください。お客様の為に作ったケーキなんで絶対気に入ってくれると思います♪」
「そのケーキですか。いや、お客様は今日は絶対こっちだと思います。」
「このケーキなら珈琲はこれにしましょ。」
「窓側の席がめっちゃ良くなったんですよ。片付けるので、ちょっと待ってくださいね♪」
「お気付きですか?そうです。ここが変わったんです!」

 

そんなわがままでわくわくする接客が、
私たち夫婦の、すなわちケシパールのスタンダードでした。

 

 

毎日朝から晩まで、営業日も定休日もお店に居て、
永遠と思えるほどに仕事をして、

全てのお客様と関わっていたあの頃。

 

まるで物語に出てくるお店のように、
そしてさしずめ我々はその主人公のように、
毎日毎日沢山の時間を同じ場所で過ごしてきました。

 

 

こんな私たちのことを好きで、通ってくださったお客様のおかげで、
日に日に忙しくなって、

ケシパールはすくすくと成長し、

その土台の上に今があります。

 

3周年以降はスタッフであるケシメイツを迎え入れ、
そして今では私たちが直接お客様に関わることはほとんどなくなってしまいましたが、

やはり全ての行動への情熱になるものは、

今も変わらずお客様への思いです。

 

それだけ、温かく、優しく、
この人ために何かしたいと思えるようなお客様が
沢山付いてきてくれること。

これは本当に何にも代えがたい、有難いことだと感じています。

 

ケシパールを、そしてケシメイツや私たちを、

まるで家族のように温かい存在として思ってくれる皆様。
7周年をありがとうございます。

 

 

そして、私たちは、
ここまでのケシパールにとって、
この7周年という時が一つの大きな区切りになると考えています。
あんなに苦労して生み出し、
あれだけの汗と涙と愛をかけて育ててきたケシパール。

月日は経ち、我々の手からそっと自立し、
「夫婦二人の小さなお店」ではなく「カフェケシパール」として呼吸するようになりました。

あの頃のお店を知らないお客様の方が多いのは、
不思議で、ちょっと寂しい、そんな感じ。

 

今では、私たち夫婦は、
裏で支えたり、整えたり、作ったりという仕事がほとんどで、
一歩引いたところからお客様とケシメイツを見て、
寂しくも楽しく、毎日働いております。

 

けれどやはり、そんな私たちがいつまでもお店の主役として表に立っていてはいけないと思っています。

これからの物語の主役は、ケシメイツとお客様だ。

 

そう考えた時、周年記念のイベントを私たちが仕切るのも、これで最後だなと感じています。

 

 

私たち夫婦のお店。
その感覚はきっとこれからもずっと変わりません。

 

ケシパールへの愛も、

お客様への愛も、

ケシメイツへの愛も、
勿論変わりません。

 

 

 

カフェケシパールという場所が、
私たち夫婦の宝物であり、

人生そのものであるということも、
ずっと。

 

 

 

 

 

でも、
寂しいけれど、

私たちの物語の章は、ここで一旦おしまい。
これから始まる新しい物語の、今度は作者として、
ケシパール、ケシパルーフ、そしてケシメイツを大切に育てていきます。
(でもたまには登場して、味のある名脇役として活躍したい!笑)

 

 

 

今までずっと温かく私たち夫婦、そしてケシメイツ共々、ケシパールを見守ってくださっている皆様、
本当にありがとうございます。
そしてこれからも、どうぞよろしくお願いします。
皆様の温かさに負けないくらい、熱い思いと愛をぶつけていこうと思います。

本当に、本当にありがとうございました!

 

7thロゴ

 

さて、どんな物語を描こう。

カフェケシパールオーナー夫婦
達也・名都子(&道也)

コメント

  1. ケシパールが育っていく。子供自立のように淋しいようで、うれしいことですね。
    ケシパールに不登校になった中2の娘を連れて、何度かチーズケーキをいただきました。
    外に出たがらなくなっていた娘もケーキのおいしさにつられ私に付き合ってくれました。
    中学は、ほとんど行けませんでしたが、今年、高校生になり、登校できるようになりました。
    また、ケシパールに行こうねと言っています。
    ご夫婦のお幸せもお祈りしています。

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